あめのあん

彼女が妊娠とか、結婚したとか、家買ったとか、人生が目まぐるしく動いているからいろいろ書いてます

薪ストーブ問題で、自分が経験したニオイ問題を思い出した

隣家の薪ストーブのニオイに悩まされているという記事を読んで、前に住んでいたマンションでの出来事を思い出した。

あの時は本当に辛かった。

くつろげるはずの自宅にいるのが苦痛でしかなかった。

普段の生活でニオイに悩まされるのは本当に辛い。

引越しを決意した大きな理由の1つでもあった。

近隣トラブルは騒音をよく聞くけど、このニオイ問題も相当キツい。

 

何かを燃やしたニオイはキツい

僕は幸いにも近隣の薪ストーブのニオイがキツいと感じたことはないけど(そもそも今近所にそれらしき煙突はない)、実家は田舎で、近所の庭や畑でゴミや草を燃やしているということはよくあった。

なので洗濯物に何かを燃やしたニオイが付くというのは経験している。

あれ、結構キツい。

薪ストーブと燃やしてるものが違うからニオイも違うと思うけど、灰臭いだけじゃなくてなんというか酸っぱい感じのニオイもして、大体洗い直す羽目になる(煤とかまでついてたこともあるし)。

その後そこそこ都会に越してきて、野焼きみたいなのは見たことなかったから灰臭いとかからは解放されたと思ってたけど、薪ストーブ問題があったか…

隣家がそれで毎日ニオイがキツかったら辛いのは容易に想像できてしまう。。

 

マンションのニオイ問題

僕が当時経験したニオイ問題は、タバコと排気ガスと料理だ。

当時はマンションだったけど、マンションのどこかの部屋のベランダでタバコを吸う人がいたようで、とても臭かった。

排気ガスは、マンションの前の道路が交通量の多い道路だったので、とにかく1日中臭かった。

ずっと臭ってるからそこそこ慣れるんだけど、バスとかトラックとかディーゼル排気ガスかな? たまに急に臭って「ウッ!」てなることもしばしば…

そして料理。

これは仕方ないと思われそうだし思っているけど、実は一番キツかった。

僕の住んでいたマンションは1DKで狭かったのもあると思うけど、隣の部屋のキッチンの換気扇の排気口と僕の部屋の吸気口がめちゃ近い場所に設置されていた。

これ設計ミスだろって思うくらいの距離。

なので隣が料理を始めるとダイレクトにそのニオイが部屋に取り込まれる。

24時間換気だったので常に吸気されていて、部屋も狭いので充満する速度もめちゃ早い。

ここで吸気を止めてももう遅い。

むしろ部屋の空気を換気したいから換気扇を回したいんだけど、そうすると当然隣の料理臭を吸い込むことになり回避不可能。

新型コロナになったら隣も在宅勤務になったようで、1日を通して頻繁にニオイが充満するようになった。

もう地獄だった。

料理の内容によっては痛んだ油を熱してそれがこもって密度が濃くなったような、なんとも耐え難いニオイが部屋に充満する。

ニオイで頭痛って起こるんだってその時初めて経験した。

そのマンションは騒音も酷くて、騒音とニオイで僕は引越しを決意した。

 

一戸建てのニオイ問題

その後一戸建ての賃貸に引越して今も住んでるけど、一戸建てのニオイ問題はどうか。

正確にいうと、全くニオイはないということはない。

料理の匂いがしてくることもある。

タバコも稀にだけど臭ってくることがある。

でも換気扇からダイレクトにというわけではないからか、そんなに気にならない。

とはいえネットなどを見ていると、一戸建てであっても隣家の換気扇の排気口が窓の近くに設置されてしまい臭くてたまらない、なんていうのもあったので、一戸建てだからニオイ問題はないとは言い切れなさそうだ。

 

ニオイ問題を起こさないために

1DKのマンションに住んでた時に思ったけど、ニオイ問題に関しても建物の造りって本当に大事だと思う。

設計するにあたって色々事情はあるとは思うけど、排気口と吸気口があれだけ近いのはどう考えてもおかしいと素人ながらに思った。

設計した人ここに住んでみろと思うほどだった。

また一戸建てでも、隣の窓に排気が吹き付けたらどうなるかなんてわかるよね? と思う。

料理のニオイが一番キツかったって書いたけど、料理なだけにするなとも言えないし、油を使うなとか、良質な油を使えとか当然言えないし、解決の方法がないのだ。

設備側でどうにかなってないとどうしようもない。

吸気口につける脱臭フィルターも使ってみたけど全然効果なかった。

ちゃんと考えて設計してくれと思うけど、すでに建っている住宅に住むなら内見の時に気にして見ることを強くお勧めしたい。

 

もう一つの解決方法

設備で解決する方法の他にもう一つ、問題を和らげる方法があると僕は思っている。

それは近隣の人とのコミュニケーションをとるということだ。

とても精神的な話になってしまうが、個人的には効果絶大だと思っている。

今僕が住んでいる一戸建てでも近隣からニオイはそこそこしてくる。

でも挨拶を交わしたり、少し話をする程度のコミュニケーションではあるが、近所の人の顔を知っていて、笑顔で話したりしていると、ニオイがしてきても気にならなくなる。

幼い頃近所からゆうげの匂いが漂ってくることに不快な思いをしたことはあまりないと思うが、その感覚である。

ニオイは嫌なものではなく、ある程度普通のことになるのだ。

マンションの頃の隣の住人はこちらから挨拶をしても無視をするような人で、話をすることなど当然なかった。

これだとニオイも含めて問題は増幅する。

まぁあれは良好なコミュニケーションが取れていても我慢できるニオイではなかったし、程度にもよると思うのでコミュニケーションで全部解決するとは言えないけど、個人的にはかなりマシになると感じている。

 

地域とコミュニケーションを取りながら、快適に暮らしていきたい

薪ストーブは本来とてもいいものだと思っている。

エコでとても暖かいというし、炎の揺らぎは心を落ち着かせてくれる。

でもそれが他の人に迷惑をかけるのでは何にもならない。

適正に設置し、適正に使って近隣の人に迷惑にならないように使うのは当然だろう。

 

また建物を建築する際、プロの方にはどうかニオイのことも考えて設計してほしい。

もちろんプロの方の大半は当たり前のように考えていると思うけど、そうでない建物があるのも事実。

住む方はそういう建物を避ける工夫をしたい。

 

そして全て解決できるわけではないけど、近隣とのコミュニケーションもできる範囲で取っておくといいと個人的には思っている。

僕は東京に出てきて、最初は人間関係の希薄さが楽だと思っていたが、最近は地域の方とのコミュニケーションを取りたいと思うようになってきた。

実際に近所の人と接してみて、もちろん不快な人もいたけど、そんなのごく少数だ。

そんな少数のために人とのコミュニケーションを制限する必要はない。

地域の人と良好なコミュニケーションをとることも含めて、快適に暮らしていきたい。